
プロテインを飲むと肌荒れする?
ホエイプロテインはニキビの原因になるかも
ホエイプロテインは、ニキビの原因となるホルモンの1つであるアンドロゲンという男性ホルモンの生成に影響を与える可能性があると言われています。ソイプロテインは直接的な影響はないと言われています。
日本人の8割が乳糖不耐症
プロテインで肌荒れが起こる可能性としては、アンドロゲン以外に、人工甘味料や糖質のとりすぎ、たんぱく質のとりすぎ、乳糖不耐症などが主な原因と考えられています。何事も摂り過ぎは要注意です。
乳糖不耐症とは
乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる乳糖という糖質を分解する酵素の不足で、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり、張ったり、下痢をするなどの症状のことです。
よく、牛乳を飲むと下痢になるとか、お腹が痛くなるという話を聞きませんか?そういう症状がある人は、乳糖不耐症の可能性が高いです。
多分あなたも乳糖不耐症
乳糖不耐症というと、言葉からするとなにやら重たい症状が表れそうですが、一概に重たい症状が現れるわけではなく、前述したように、お腹がゴロゴロしたり、張ったり、下痢っぽい症状が出る程度なので、気づいていない方も多くおられます。
ただ、体調不良のときや歳を取ると症状が現れやすくなる傾向にあります。プロテインを飲むとお腹が膨れるという人がいます。たんぱく質は消化が遅いので、満腹感を感じやすいというのもありますが、乳糖不耐症でお腹が張っているだけという方もおられるんじゃないかなと思ったりもします。
プロテインの9割はホエイプロテイン
プロテイン製品は、欧米圏が発祥という事もあってか市販のプロテインの8〜9割はホエイプロテインだと言われています。日本人を含めたアジア人が乳糖不耐症なのに対し、欧米人の乳糖不耐症率は10%程度と言われています。
もしかすると、肌荒れだけでなく日本人にはホエイプロテインはあっていないのかもしれないですね。
たんぱく質不足も肌荒れの原因
たんぱく質不足も肌荒れの原因になります。たんぱく質の役割は、40%が筋肉、30%がコラーゲン、残りが抗体やドーパミンなどの神経伝達物質などなどです。コラーゲンが不足すると肌が乾燥し肌が荒れる可能性があります。
コラーゲン以外にも抗体やヘモグロビンなどなど、人間の体内にあるたんぱく質は10万種類以上あると言われているので、たんぱく質不足が肌荒れの原因になっているのは、コラーゲン不足以外の要因があってもなんらおかしくありません。
筋肉の現象も肌荒れの原因
コラーゲンだけでなく筋肉の減少も血行不良に影響します。筋肉は、血液を全身に送るポンプのような役割をはたしています。ポンプの力が弱いと血液が全身にスムーズに流れず血行不良になります。
たんぱく質のとりすぎは良くないですが、日本人の多くは足りていない傾向にあり、とりすぎよりも不足を心配したほうが良いと思われます。
朝昼晩わけて摂るのが大事
たんぱく質は1日で分けて摂る方が良いと言われています。多くの人は夜はしっかりとたんぱく質が摂れています。要注意なのは、筋トレ始めの方が、仕事終わりにトレーニングしてプロテインを飲み、食事でさらに肉を食べるという生活は夜だけたんぱく質の過剰摂取になってしまいます。
1食だけたんぱく質を多く摂るよりも、朝昼晩と分けて摂るほうが、筋肉合成の効率が良くなるなど研究結果が出ています。
筋肉に限らず、摂りすぎたたんぱく質は腎臓でろ過され排出されるので、とりすぎは内臓に負担がかかるので当然問題になります。
夜はむしろ摂り過ぎかも
朝食でたんぱく質を摂らずに夜だけガッツリとっている人は意外と多いです。この場合は、朝はたんぱく質が足りておらず、夜は過剰摂取となっています。そういった人は肌荒れを起こしやすくなっているかもしれません。バランスの良い食事を心がけましょう。